私の履歴書
名前(仮名):ゆづき
年齢:37
お住まい:愛知県
現在の職業:専業主婦
不倫してたときの年齢:27歳から30歳
不倫相手と会う頻度:週一
不倫相手の年齢:当時45
当時の職業:アパレル
会っていた場所:食事からのラブホテル
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はじめまして、18歳年上の男性と2年半不倫関係をしていたゆづきです。当時は感覚が麻痺して、不倫をしているという自覚がほとんどなく、普通の恋愛をしている感覚だったのです。
不倫をしているときは、悪いことをしている感覚がないのが今思えば不思議です。まずは、その不倫相手の彼との出会いについて話したいと思います。
18歳上の不倫相手との出会い
まずは私と不倫相手の出会いを話したいと思います。
ある日、何となく1人でお酒を飲みたくなって、フラリと近所の居酒屋へ立ち寄りました。1人だったため、カウンターに通されました。すると、すぐそばで常連客らしき男の人が3人で飲んでいました。
不倫相手の彼は「女性が近くで1人で飲んでいるときには話しかけるのが礼儀だ」と言っていましたね。そんなことを言う人なので、女慣れしているんだなあと感じました。
しかし話はすごい面白い人だったので会話は盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。帰り際に彼が「とても良い奴がいるからもし良かったら紹介したい。」と言ってきました。当時彼氏がいなかった私は深く考えずに番号を交換しました。
女慣れしている彼とすぐに体の関係に
後日本当に男性を紹介してもらったのですが、あまりタイプの人ではありませんでした。せっかく紹介してもらったのに興味がなかったのは申し訳なかったので、それとなくそのことを伝えようと、彼の行きつけのバーで2人で飲むことになりました。
彼は話すのがとても上手くて、一緒にいるとすごく楽しかったんです。その日の私は、緊張と楽しいのとが混ざって、酔いが回り過ぎていました。酔うと人にべったりしてしまう私は、気が付いたら彼に甘えていました。
女慣れしていて察しが良い彼は、すぐに私をホテルへ連れて行ったのです。これが私と不倫相手の初エッチです。
ここから彼女に昇格
初めてのエッチから1、2週間後くらいに、彼から「ご飯でもどう?」と連絡が来ました。当初はまだ警戒心があったので、「ご飯だけ?またホテル行くの?」と少し怖いとも感じていました。
「まっ、どっち道奢ってくれるしいっか。」と普段から軽いノリで生きている私は、結局ご飯に行くことにしました。
待ち合わせ場所に着くと、彼はスーツを着ていました。18歳上の彼のスーツ姿を初めて見たので、ドキッとしてしまいました。この頃から徐々に彼のことが好きになっていたように感じます。
彼は服飾関係の仕事をしながら、バンドをしていました。彼の音楽はプロ並みで、担当する楽器の講師もしていました。知れば知るほど彼に興味を持った私は、「不倫」という自覚はなく、もちろん罪悪感もほとんどなく、彼をどんどん好きになっていったのです。
その日のご飯は、「この関係を続けるつもりなのか?」ということを聞かれました。「関係を続けるつもりがないなら、ご飯代今日は奢るけど次からは割り勘。関係が続くなら彼女として付き合うしこれから先もデートのお金は奢る。」とのこと。
ストレートな質問に驚きましたが、彼氏もいなかった私は興味本位で彼女になる道を選んだのです。
普通のカップルのような関係が続く
ここから私は18歳上の彼とお付き合いをはじめ、定期的に会うようになりました。
彼はマメに連絡をくれる人で、私はそれが嬉しかったです。連絡をとっていると会いたくなり、少なくとも週1、多ければ週2、3回会っていました。
いきなりホテルへ行くなんていうことは一度もなく、映画に行ったりご飯に行ったりと普通にデートした後、ホテルに行くのがいつものパターンでした。「結婚している人」とのエッチは、後ろめたさもありましたが異常に興奮しました。
恥ずかしいですが、彼とのエッチで性欲も爆発してしまいましたね。自分の中にあるエッチな部分が開ききり、眠っていたものも全部目を覚ましたかのようでした。四六時中心も体もエッチな状態になっていました。多分彼よりエッチにハマっていたと思います。
コスプレをしたり、オモチャを使ったり、ソフトSMをしたりとさまざまなプレイをしました。初めてオーガズムに達したのも彼とのエッチでした。あの感覚は今でも忘れられません。
また、エッチが出来ない日でもホテルでDVDを観たり、ゆっくりお風呂に入ったりして、デートを楽しんでいました。不倫関係ということを除けば、普通の彼氏彼女の関係だったと思います。
冷静になり、葛藤が始まる
彼と不倫関係になってから半年ほど経つと、四六時中興奮状態にあった心と体はだいぶ冷静になっていました。
冷静にはなっていましたが、彼への気持ちは変わるどころかむしろどんどん好きになっていました。しかし彼を好きになればなるほど、「自分の本当の彼氏じゃない」「奥さんの立場になって考えたら、本当に申し訳ない」そんな気持ちでした。
もちろん会ったときのエッチは燃えますが、終わった後は虚無感に襲われました。奥さんへの申し訳ない気持ちを彼に話すと、「心配しなくてもうちはセックスレスだから、家に迷惑かけないなら別にいいよくらいの関係だよ」と言われ、その言葉で納得してしまう自分もいました。
しかし、やはり1人になると自分の良心が自分の行為を許せないという気持ちになりましたし、結婚への焦りも少しはありました。アラサーで不倫相手っていう状況、やっぱりまずいなって。
だから彼から離れるために出会いを探しにも行きましたよ。彼に会わない日は合コンに行ったり、婚活パーティーに行ったり、結婚相手を探す努力をしてました。「これは浮気なのかな?」などと思いながら。(笑)
しかし、結婚相手を見つけるってそう簡単なことじゃないんですね。新しい出会いがあっても結婚を考えるとなると慎重にもなるし、なかなか進展がなく、正直つまらなかったです。
だからこそ不倫相手の彼とは2年半付き合っていましたし、彼とのエッチの方が興奮するし安心してしまって、なかなか別れられませんでした。
ようやく別れを切り出す
葛藤しながらも彼女になってから、2年半という月日が流れました。長いようであっという間な感じでしたね。いろいろ悩んだ末、ようやく彼に別れを切り出したのです。
彼は「俺が全部悪い。ごめんな。」と返事をしました。今思い出しても、彼は女慣れした悪い大人だと思います。彼と出会ってから2つも歳をとってしまったし、女性として1番良い時期を無駄にしたとも感じました。
別れた後は結婚願望があるため、合コンや婚活パーティーで知り合った人とデートもしていました。しかし、その時も不倫相手の彼の存在は忘れられていなかったのが本音です。
2年半の月日を一緒に過ごしたからこその喪失感はすごかったですし、彼以上の人が現れるのだろうかと、この先に不安を感じていました。
今の夫との出会い
そんな日々を過ごす中、突然身内に不幸がありました。大好きだった人だったので、頭が真っ白になりました。この死は、自分が不倫なんて良くないことをしていたからだ、とも思いました。
しかし、ここで私を支えてくれる男性が現れました。会社を忌引きで休んでいた私が初めて出勤した日、少し前に入社してきた年下の男性が優しく声を掛けてくれましたのです。彼が後に私の主人になる男性です。
身内が亡くなって弱っていたこともあってか、話しかけてくれた男性がもの凄く頼もしく感じました。年下というだけで恋愛対象から外れていた男性が、とても素敵に見えたのです。同時に不倫相手だった彼のことが本当にどうでも良くなりました。
そこからは元不倫相手の存在を馬鹿馬鹿しく感じ、その後一切連絡を取っていません。どうせ今も若い女の子を引っ掛けて遊んでいるんじゃないのかなと思います。
独身女性の不倫は危険
18歳年上の男性と不倫関係をして感じたことは、独身女性の不倫は婚期を逃す可能性があるから危険だということ。結婚願望がなく遊んでいたい女性なら、いいかもしれませんが貴重な20代は素敵な恋愛をすべきかなと思います。
また、いくら気を付けていても妊娠してしまうということもあるでしょう。産むか産まないかを考えるのは女性ですし、産むことを決めたら育てるのも女性ということになるでしょう。
そして不倫は現実逃避です。不倫をするなら「お互いの現実の世界を脅かさない」これが最低限のルールだと私は考えます。私は不倫相手を本気で好きになってしまいましたが、もし本気になってしまったら早々に別れを考えた方がいいと今になって思います。
もし不倫に苦しんでいる人がいれば、私の体験談が少しでもお役に立てることを願っています。