非婚社会の原因は?選択肢は増えているが理想も高まっている?

記事の著者:Kanako

最近、日本人男女の未婚率が増えてきたことが問題になっています。今までと結婚に対する考え方が、男女共に変わってきているのもひとつの要因です。そんな結婚についての考え方や、非婚社会の原因について詳しく見ていきましょう。

非婚社会とは

非婚社会とは、結婚が当たり前ではない社会のことを指します。独身者が増えることで、マッチングサービスや婚活ビジネスの市場規模が増加しています。

2000年以前までは、多くの男女が結婚し、家庭をもつことが当たり前とされていましたが、非婚社会では、家族の形態そのものが変化していると言われています。

非婚社会の現状

厚生労働省の発表する数字によると、平均初婚年齢は70年台後半から上昇を続けており、2008年には男性30.2歳、女性は28.5歳となっています。

また男性の30~34歳の未婚率は47.1%、25~29歳女性では59%となっています。

しかし結婚に関する意識調査では、結婚願望があると答えた20代独身男女は89%と高い割合を示しています。

結婚願望があるのに結婚しない理由として、男性・女性の約半数が「適当な相手に巡り合わない」と回答しています。

非婚社会の原因

全体の72.8%が「結婚には妥協が必要」と回答しているにも関わらず、女性の72.8%が結婚相手の経済力を重視しており、男性の37.6%が女性の容姿を重視しています。

女性が求める経済力に関して見ていくと、40%が500万~700万を希望していますが、日本の平均年収は432万円、男性に限ってみれば531万円ですが、今後も減少することが予想されています。

また昔は機能していた近隣住民や会社のコミュニティが機能しなくなり、リアルな場でのマッチングを促進する機会が減りました。一方婚活サービスの充実により、選択肢は無限に広がっているように見えますが、逆に選べないという状況になり、多くの人が、まだ見ぬ理想の相手を探していると言えます。

非婚社会になるまでの道のり

戦後から1950年ごろまでの日本は、お見合い結婚が主な婚姻の手段で、そのほかにも幼馴染や近所の付き合いなど、本人よりもその親や親族が決めることが多かったようです。

しかし、1960年〜80年頃になると、婚姻の手段のお見合いの数が減少し、職場などにおける恋愛から結婚する人が増えてきました。

当時は結婚すると女性は家庭に入るため、退職するごとに新しい女性社員を補充していました。そのため、今よりも男女が出会う確率も高かったのです。

今では恋愛で結ばれるカップルが主流ですが、その恋愛結婚がネックになってしまい、未婚率が高くなったと言えます。

今では20代から30代の男女の未婚率が高く、最終的には男性の4人に1人、女性の5人に1人が未婚でという「非婚社会」がやってくると言われ、深刻な問題となってきています。

男性から見た非婚社会

以前は、「家族を守るために男性は社会で働いて、妻は家庭を守る」という形が当たり前でしたが、その価値観はすでに過去のことになり始めています。

現在では女性も役職を持ったり、女性だからというレッテルを貼られることは減少してます。男性と同じようにバリバリ働くのを生きがいとしている女性もいます。

つまり、「男性が家族を養うべき」という考え方が弱まり、結婚に対する価値観は多様化しています。

家族を養うより、もっと自分の好きなことに時間やお金を使いたいと考える人が増えています。それに加えて早く結婚した友人が離婚したり、結婚のデメリットを目の当たりにしてさらに非婚化が進んでいるのかもしれません。

女性から見た非婚社会

女性も男性と同じく社会で活躍できる一方、結婚生活の希望を捨てているわけではありません。

20代の早いうちに結婚をする人も多いですが、仕事で活躍したり、自分のやってきたことが報われてきたりする20代の半ばから30代前半にかけて、仕事が優先になって婚期を逃してしまう可能性があります。

また産休などに対する理解がない会社に勤めていたせいで、出産が遅くなってしまう人もいて、これも晩婚化や非婚社会と関係しているでしょう。