牧師の離婚率・離婚する理由:家庭が強いストレスのはけ口に

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仏教と神道がポピュラーな日本では牧師がどのような職業か分からない人も多いはず。キリストの教えを広める牧師も人の子なので、結婚もすれば離婚もします。

そんな牧師の離婚率は、意外にも高いようです。原因は牧師という職業の負担の大きさにあります。

牧師の離婚率

牧師とはキリスト教のカトリック(旧教)の教職者。つまり、教区を管理しキリスト教の教えを広めることが仕事です。牧師はプロテスタント(新教)の指導者である神父と違い、結婚が認められています。

しかし、牧師の離婚率は高いと言われています。日本での実態は知られていませんが、キリスト教圏であるアメリカ合衆国では、牧師の約半数が離婚しているようです。

離婚率が高い理由は、牧師という職業が非常にストレスフルなものだから。牧師に負担がかかっている状況はキリスト教会の中でも大きな課題となっていますが、現在のところ有効な対策は打ち出せていません。

教会という組織の中で牧師として活動する限り、離婚のリスクは高まります。

牧師が離婚する理由その1:使命に没頭する

牧師が離婚する理由は、使命に没頭しすぎること。使命とはキリスト教の教えを広める活動です。

生真面目な人ほど布教活動に熱中しやすいようで、うっかり熱心に活動していると家庭をないがしろにしていることがあります。配偶者にしてみれば、取り残された感じがして不満を覚えるもの。多くの場合、その不満はやがて大きくなり離婚を考え始めるようになります。

牧師は家庭内での居心地が悪くなると、居場所を求めて宗教活動に逃げ込むので、事態は悪循環。どこかで手を打たなければ、離婚が待っています。

キリスト教では教えを広め多くの人を助けることも大事だと説きますが、そのために配偶者を犠牲にしていては本末転倒。身近な愛する人一人を救えなくては、多くの人を助けられません。

牧師が離婚する理由その2:ストレス

牧師には日々強いストレスがかかっています。主なストレス源は、教会の中での力関係、信者との付き合い方、布教活動や宗教行事に伴う苦労などの人間関係。

牧師は、ストレスをもたらす人間関係の中で働きながら日々を過ごします。加えて、教会の仕事には終わりがありません。牧師として演壇に立つ以上は、同じ状況が続きます。

牧師がストレスを溜め込むと、家庭がそのはけ口となる場合も多々あります。その結果、家庭環境が荒れ、配偶者にもストレスを強いることになりがちです。

宗教に理解のある配偶者なら、ある程度は牧師を支えてくれるはず。しかし、牧師自身がストレスに正しく対処しない限りはいずれ離婚を経験します。

離婚によるデメリット

牧師が離婚しても具体的なペナルティはありません。キリスト教の教えでは離婚はあまり勧められたものではないですが、やむを得ない行いとして認められています。

むしろ、離婚という出来事を牧師がどのように捉えるかで、離婚はメリットになる可能性も。

離婚したことを気に病んで、自ら牧師としての資格に疑いを持つと、宗教活動に及び腰になります。こうなってはさらに苦しい状況に追い込まれるだけです。

離婚という失敗を教訓とすれば、自分を高められ魂の成長材料を得られるはず。離婚という困難は神が与えた試練だったということです。