セックスレスが原因で離婚する場合の準備・慰謝料の相場を解説

記事の著者:SARAS編集部

突然ですが、あなたがご主人と最後にセックスしたのはいつですか?

セックスレスに関する問題は大変デリケートなので、夫婦で話し合うのも気まずいし、誰かに相談するのも気が引けます。

セックスレスで悩んでいる人には知っていてもらいたいのですが、実はセックスレスは離婚の引き金になります。何故セックスレスが離婚につながるのでしょうか?

今回は、セックスレスになる原因、セックスレスが離婚につながる理由、セックスレスで離婚する場合の準備についてご紹介します。

なぜセックスレスになるのか

男性の場合、結婚することで、妻を恋人ではなく家族の一員として見るようになります。この結果、セックスをする気持ちが薄れてしまうようです。

女性の場合、セックスがもともと好きではないという人も少なくありません。この理由でセックスを拒むと、セックスレスになってしまうようです。

他の原因としては、好きな人ができたり、病気になったりということも挙げられます。

セックスレスが離婚の引き金になる原因

セックスレスに悩み離婚を考える人は多いです。なぜセックスレスが離婚につながるのでしょうか。

不倫に走る

肝心なのは身体ではなく、心で繋がっていることと考えている女性は多くいます。

しかし、身体を重ね合わせることが減ったり、セックスレスになったりしたら、寂しい気持ちはどこで埋め合わせるのでしょうか?

寂しさを抱えた状態の時に異性から優しくされたら、人間は弱い生き物なので不倫に走ってしまい、ゆくゆくは離婚につながります。

信頼関係を崩壊へ導く

結婚して夫婦になると、長い時間を共に過ごします。相手とのセックスに不満がある場合、いずれ我慢の限界がきてしまい、セックスを拒むようになる時が来るかもしれません。

そうなると、別の異性と性欲を満たすことになります。インターネットで入手した動画や写真を見て楽しんだり、最悪の場合は不倫に溺れたりします。

浮気が発覚すれば、夫婦の信頼関係に大きな亀裂を生じ、やがて離婚に至ることも。

どんなに長い月日を共に過ごして信頼を築いても、積み上げてきた信頼が崩れ去るのは一瞬です。

断り方で相手の心に深刻なダメージを与える

勇気を出して誘ったのに断られれば、それだけでも相当なショックを受けますし、トラウマになりますよね。セックスとはそれくらいデリケートな問題です。

自分が気乗りしない時に相手から誘われたら、相手の気持ちを考えやんわりと断ることを心がけましょう。そして、後々埋め合わせをすることも忘れないでください。

何気ないあなたの一言が相手を傷つけ、それが原因でセックスレスどころか離婚まで発展する可能性もあります。

セックスレスは立派な離婚理由になる

実はセックスレスは、離婚の正式な原因として認められます。

民法770条には「夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。」と記載があり、「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」は離婚できるとあります。

この「婚姻を継続しがたい重大な事由」の部分にセックスレスが当てはまるわけです。

セックスレスで離婚する場合の慰謝料

ケースバイケースなので正確なことは言えませんが、新婚のときに性行為を拒んだり、結婚してから1回も性行為をしなかったり、長い間セックスレスだったりすると裁判で不利になります。

セックスレスの目安は、1年です。

その他にも、浮気をしたことでセックスレスになったり、セックスレスにDVが加わったりすると高い慰謝料が求められます。

セックスレスの慰謝料の相場は100万円ほどです。収入や年齢が高い人を訴えると、高い慰謝料を得ることができるそうです。

また、結婚している期間が長かったり子どもがいたりすると、慰謝料は高額になります。

セックスレスで離婚したい人が準備すべきこと

結婚後のセックスレスに悩み続けるのはとても辛いことです。セックスレスに悩む結婚生活にピリオドを打ち、再スタートをきって幸せな結婚生活を送るという選択肢もあるのではないでしょうか。

では離婚に向けて、具体的にどのような準備をすればいいのかご紹介します。

状況証拠・物的証拠を集める

刑事ドラマに出てくる単語で、面倒に思う人もいるかもしれませんが、例えばメモを参考資料として提出することが可能です。

常日頃ICレコーダーを持ち歩いたり、セックスを拒まれた瞬間をビデオに収めたりというのは不可能なので、その都度メモを取るようにしましょう。

このとき、「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「なぜ」「どのように」を意識して書くようにすると効果的です。

セックスレスが原因で離婚したいとなると、セックスレスだという証拠を集めるには3年ほどかかります。時系列を累積していくことが狙いなので、継続して取り組みましょう。

現状確認をする

円満に協議離婚するために、あなたを取り巻く現状について整理しておきましょう。例を挙げますので、参考にしてください。

・自分と家族の年齢
・結婚歴
・住まいの状況
・車、バイクなどの所有権
・就業状況
・預貯金の金額
・借り入れ状況

経緯のまとめ

現状を確認したら、次にこれまでの経緯についてまとめます。

セックスレスが原因で離婚するので、何故セックスレスに陥ったのかという経緯について整理しておくことは必須です。

既に「状況証拠・物的証拠を集める」でも触れましたが、何年何月(季節でも構いません)に、どういったことがあったというメモを整理しましょう。

情報量が多いほど、離婚の際には優位になります。

預貯金の区別

離婚後の生活で不安なことは、きっと金銭的な面が多くを占めるのではないでしょうか。

離婚すると、財産は夫婦で二等分することになります。結婚後にこつこつと貯めたお金が半分になると、少ない貯金でやっていけるか不安を覚えるかもしれません。

ただし、独人時代の財産は適用外なので、結婚後からの財産と独身時代の財産をきちんと整理しておきましょう。

不動産名義の確認

賃貸であれば問題はありませんが、マイホームを購入した場合は名義人をまず確認しましょう。

例え名義人になっていなくても、配偶者にも権利が発生するので、知っておいてください。

また、土地は妻の両親から譲ってもらい、その上に家を建てたなど、複雑な事情がある場合は素人に不動産価値を算出することは困難です。

専門家にお願いしましょう。

セックスレス離婚まとめ

セックスレスは離婚の正式な原因になるので、長い間悩まされている場合、離婚を考えてみるのも得策といえそうです。しかしまずは、夫婦間での話し合いをしてみることが大切です。

もしかしたら、話し合いで解決できることもあるかもしれません。それでも解決されず、離婚することを決めたら、まずはしっかりと下準備をすることから始めましょう。