LGBTの割合は8.9%、最新の2018年調査により:同性婚への意識変化も

記事の著者:Kanako

世界には、様々な性的志向を持った人々がいます。異性愛者が多い中で、同性に惹かれる男女も少なくなく、それらの性的少数派をカテゴリーに分類したLGBTは、世界でも浸透しつつあります。

この記事ではLGBTに関する考え方や、レインボーカラーの旗の意味をご紹介します。

LGBTとは

性的少数派であるLGBT

性に関して異性愛者が大多数を占める中で、性的少数派も存在します。これらの性的少数派を大まかにカテゴリー分けしたのが、このLGBTと言う言葉です。

LGBTとはアルファベットの頭文字で、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)そしてトランスジェンダーの4つに分類されます。また現在では、LGBQといったカテゴリー分けをされることが増えてきました。LGBQのQとは、LGBTのどの分類にも属さない人のことを指し、クエスチョン(Q)やクィア(Q)の略語とされています。

日本におけるLGBTの割合

日本人の20人に1人がLGBT

2012年に電通総研が全国の20~59歳の男女約7万人に対しておこなった調査では、日本人の20人に1人が、自分がLGBTであることがわかっています。しかし驚くべきことに、この調査は2018年において大きく数字が変化しています。

具体的には、「電通ダイバーシティ・ラボ」による「LGBT調査2018」では、LGBTに該当する人は8.9%となっており、11人に1人にまで増えています。これは、2012年から2018年にかけて、世間的にLGBTへの理解が急速に進んだことで、多くの人がカミングアウトしやすくなったり、自らの性自認に対しての意識が変わったためだと考えられています。

身の回りには意外とたくさんLGBTの人がいる

先述したアンケートでは、「LGBTだという友人や知人が周りにいるか」という調査も同時に行われました。その結果「はい」と答えた人が10.3%も存在しており、100人中10人は、周りにLGBTの友人や知人がいるということになります。

またその知人がLGBTのどのカテゴリーに分類するのか調査したところ、ゲイであると答えた人が61.3%と半分を占め、圧倒的に多いのです。最も少ないのがレズビアンの9.7%でした。

LGBTに対する世界各国での考え方

LGBTの人々を差別する環境

日本でもようやく同性愛者などの性的少数派が認められつつありますが、まだまだ世界各国では軽蔑される対象なのです。同性愛者であることを公表すると、裏切り行為と見なされ、虐待や暴力を受ける場合もあります。

国レベルでこういった差別を黙認する国も多く、人権を侵害する環境が出来上がっているのです。

性的少数派に対して考えが変わりつつある国

一方で、LGBTの人々に対して肯定的な姿勢の国も増えてきました。

例えば2010年には、アイスランドにて同性婚を認める法案が可決。またイスラエルをはじめとした世界の20か国以上で、異性愛者との結婚と変わらない権利、あるいは部分的な権利を持てる法律も制定されました。

日本でも性的少数派に対する認識が変化しつつあり、将来的には性的少数派が暮らしやすい環境が整うと考えられています。

レインボーフラッグができた背景

性的少数派の権利を求める象徴である、レインボーフラッグというものがあります。このレインボーフラッグが誕生するまでには、長い歴史の中で戦ってきた人々の苦労があったのです。

始まりは、1970年代に起きたLGBTの権利を求める大規模な活動でした。

このレインボーフラッグを考案したのは、ギルバート・ベーカーという人物でしたが、その活動は命がけのもの。一緒に活動していたハーベイ・ミルクが暗殺されるなど、生と死の狭間で戦い続けたのです。

最初はアメリカ合衆国で広がりを見せ、その後世界中でレインボーフラッグが浸透しました。

レインボーフラッグが意味するもの

最初にレインボーフラッグが考案された時は8色でしたが、現在は6色。LGBTの権利を求める活動を続けるにつれ参加者が多くなり、印刷の関係で2色減らしたと言われています。

現在の旗の色は赤、橙、黄、緑、青、紫で構成されていますが、それぞれの旗の色には意味があるのです。赤は生命、橙は癒し、黄は太陽、緑は自然、青は平穏と調和、紫は精神を意味します。