女性の同性愛者(レズ)の特徴・見分け方:友人がレズだとわかったらどうしたら良い?

記事の著者:Kanako

近年ではLGBTについての理解者が増えつつあります。世の中には自分が同性愛者かもしれない、または友人が同性愛者かもしれないという悩みや疑問を持っている人も少なくないでしょう。

女性の同性愛者とされるレズビアンですが、一口にレズビアンと言っても特徴はさまざま。共通しているのは、性的指向として女性に魅力を感じるということのみ。見た目や性格などは(言うまでもなく)人によって異なります。

そのため、「女性の同性愛者(レズ)の特徴・見分け方」といっても、「そんなものはない」というのが結論になります。でも、世の中には「レズの特徴ってなに?」という声がまだまだ消えていません。そこで今回は1つ1つを見ていくことで、こうした俗説を検証していきます。

レズビアンの特徴

「レズの特徴」というのは、日本人の特徴を知りたいというのと同じくらい難しい質問。日本人でも日本語が話せる人もいれば話せない人もいますし、背が大きい人もいれば小さい人もいます。

ただし、LGBTQやセクシャルマイノリティーの問題に興味を持ったときには、まずそうした人の特徴を知りたくなってしまうという気持ちもわかるもの。1つ1つの特徴を見ていきましょう。

ボーイッシュ系の見た目や言動

レズの特徴として、よく指摘されがちなのがボーイッシュ系の見た目や言動。映画やドラマなどでも、レズビアンカップルを描く際に片方がボーイッシュな見た目として描かれることから、あるあるの1つとして言われます。

具体的には、髪型や服装、趣味のセンスなどが何かとボーイッシュであったり、言葉遣いが男っぽかったりするのは、レズビアンの特徴だとされます。またフェミニンな格好は好まず、髪型がショートカットであったり、服装もスカートよりもパンツを好む傾向だと指摘されることも。また、基本的にすっぴんであることが多く、あまり化粧をしない点が指摘されることもあります。

もちろん、サバサバした性格のボーイッシュな女性でこのようなスタイルを好む人もいるため、こうした見た目だけでレズビアンだと判断するのは難しいでしょう。

結婚・合コンに興味がない

レズビアンの場合、女性が恋愛対象であるため男性と出会うためのイベントに興味が無いのはある意味自然なこと。異性との恋愛や結婚の話には関心がなく、合コンやパーティーなどには参加しない場合がほとんど。結婚の話に関心を示さないのは、本当に結婚願望のない女性かレズビアン女性のどちらかであることが多いでしょう。

また、レズビアンは基本的に異性愛に興味が薄いため、女友達同士で盛り上がりがちな恋愛話に素直に乗りきれない場合もあります。こちらは傾向としては、レズの特徴として指摘できるかもしれませんが、同性婚の話題が日本はもちろん世界で議論になる中、「結婚に興味がない」と決めつけてしまうのは、違和感があることはわかりやすいですよね。

女性同士で手をつなぐ

女性同士で手をつないでいる場合、レズビアンである場合が多いという俗説も。ボーイッシュな女性と可愛らしい格好をした女性の組み合わせの場合、その確率は高まるとも言われます。

しかし、実はこれは海外ではよくある光景。韓国や中国では女性同士がしばしば手を繋いで歩いていますし、中東では男性同士が手をつなぐ国も。文化が違うだけで、さまざまなスキンシップがあるわけで、一概にレズの特徴として決めつけることはできません。

女性へのスキンシップが多い

スキンシップに慣れているのもレズビアンの特徴として挙げられがち。話すときの距離が普通以上に近かったり、スキンシップがやたらと多かったりする女性をみて、レズだと噂する人も少なくありません。

しかし、女性の中にはレズビアンでなくてもスキンシップが多い人や距離感が近い人も多くいるため、決定的な要素にはなりません。もちろん、前述した手を繋ぐことと同様に、人による違いだけでなく、国やカルチャーによる違いもあるでしょう。

女性への恋愛感情を持った視線

性別に関係なく、恋愛感情を隠すことが難しいのが好みの相手への視線。視線は相手の好意を見分けるには最も簡単な方法で、映画やドラマでも同性愛者が互いの存在に気付くきっかけとして度々描写されています。

街ですれ違った好みの女性に、熱い視線を送ってしまうレズビアンも少なくないかも?

男性が嫌い

レズビアンの中には、男性をただ恋愛対象として見れないだけでなく嫌いな人もいます。理由はさまざま。一つは、好きな同性の友達と、男性が仲良く話しているのを見ると嫉妬してしまい、男性のことが嫌いだと感じるようになるケース。

また、父親や彼氏から暴力を振るわれた経験から男性のことを嫌いになり、同性が恋愛対象になったというレズビアンは男性を嫌います。

異性の親友ができる

男性を嫌うレズビアンもいる一方で、異性の友人を多く持つ人もいます。異性に恋愛感情を抱かないからこそ、男女間で真の友情を築くことができるのです。

ただ、彼女が彼氏の女関係に嫉妬をするのと同じように、恋人の同性の友人に嫉妬をする場合もあります。

レズビアンが好む女性

同性愛は、異性愛と同様に相手の好みは千差万別です。こちらもレズビアンの特徴とあわせて指摘されることが多いですが、

サバサバしたかっこいい女性

女性は、頼りがいのあるかっこいい人を好む傾向があります。この傾向は、異性愛者でも同性愛者でも言えることですし、人それぞれ。

つまり、異性愛者の中にサバサバした女性が好きな人がいるのと同じように、女性同性愛者の中にもサバサバしたかっこいい女性が好きな人もいます。かっこいい女性は、女性が持っている乙女心を刺激します。

男友達が少なそうな女性

上記で説明した通り、女性同性愛は男性を嫌う傾向があります。レズビアンは自分の恋愛対象が女性であることから、本能的に男性と恋愛をたくさんしている女性に、自分とは違う存在、不潔である、嫌悪感を持つ場合も。

そのため、同性のパートナーも男性の気配が少ない人を好むようです。

ミステリアスな女性

異性愛者だけでなく、女性同性愛もミステリアスな人に魅力を感じることが多いです。

ミステリアスな人は何を考えているかわからないところがあるため、女性同性愛はもっと知りたいと思って恋心を抱いてしまうようです。

女性同士の恋愛の特徴

レズビアンの恋愛には以下のような特徴があります。

妊娠がない

女性同士の場合、100%妊娠はありえません。愛してる人、パートナーの子供を産んで育てたいという思いはもちろんありますが、女性同士の性交で妊娠は不可能。

両家の両親に孫の顔を見せてあげる事ができないという辛さ、申し訳なさがカップルを苦しめてしまう場合もあります。しかし、現在は精子バンクや養子縁組などを利用して子どもを育てることもでき、レズビアンでも母親になる夢を叶えるカップルもいます。

女性の同性愛者の悩み

女性の同性愛者のカップルは、同性同士であるからこその悩みを持っています。同性であるからこそ相手の気持ちが分かりすぎてしまったり、相手が女友達と遊ぶのにも嫉妬してしまったりと、恋愛に悩みはつきもののようです。

相手の行動が分かりすぎてしまう

異性であったら何を考えているか分からないとことも多くあり、分からないということがドキドキ感を増加させて恋愛をより楽しくしている面も存在します。

一方で、女性同士であったら多少は何を考えているか分かってしまい、異性カップルよりも上記のようなときめきが薄れてしまうケースも。

女友達と遊ぶのに嫉妬する

パートナーはただの女友達と遊んでいるだけなのに、その女友達を恋愛対象として見ているのではないかと嫉妬してしまうことがあるようです。嫉妬してしまうことは異性カップルでもありますが、同性だからこそ、難しいところがあります。

ただの友達なのか、恋愛対象として見ているのかが異性カップルと比べて分かりにくい同性愛者特有の悩みといえます。

周りにカップルと言えない

これが多くのレズビアンカップルの悩みの種と言えるでしょう。同性愛者に対する理解が徐々に広まってはきているものの、まだ同性愛者に差別がない世の中にはなっていません。

そのため、周りの人に同性愛カップルであることを公言しにくいです。周りの人にカップルであることを言ったときの反応が予想できないため、カップルであることを公言できずに悩んでいる人が多くいます。

友達がレズビアンだった時の対処法

友達がレズビアンではないかと疑念を抱いたり、はっきりとカミングアウトされたり、ケースは様々ですが、その友達に対してどんな風に付き合えばいいのか、戸惑ってしまいますね。

無意識に傷つけたりないように、気を付けるためのポイントを紹介します。

彼氏はいる?とは訊かない

レズビアンかもしれない友達には、迂闊に「彼氏がいるか」を訊かない方が無難です。

女性の場合、20代後半をすぎると結婚について聞かれたりしますよね。

結婚のことに触れられるのが嫌な女性もいます。さらに結婚すれば子供のことを言われます。これらのことを何気なく聞いてしまう人がいるでしょう。

レズの人に対しても同じことが言えます。「彼氏はいるの?」と聞かれると答えづらいですよね。そんな時は、「付き合っている人はいるの?」と聞きましょう。

他人には話さない

友達がカミングアウトしてくれたのに彼女の同意を得ずに他の人に話してはなりません。中には、同性愛のことをからかう人もいますし、理解されないかもしれません。

レズの友達はカミングアウトをする相手を慎重に選び勇気を出して伝えたのです。もし勝手に他の人に話してしまったらとても傷つきます。

聞いた話は、心の奥にしまっておきましょう。

レズとは言わない

レズという言葉は、多くの同性愛当事者に蔑称と認識されています。

当事者にとっては、不快な言葉として感じられるのでこの言葉は使わないようにしましょう。

女性の同性愛者のことをレズではなく、レズビアンやビアンという言葉を使いましょう。

同性愛者を侮辱しない

レズビアンは言うに及ばず男性の同性愛者に関しても差別的あるいは侮辱するような発言は控えましょう。

避けない

最も大切なことは友達がレズビアンだと分かっても、今までと態度を変えたり、避けたりすることは厳禁です。これは人間性に関わる問題ですから、心がけてください。

同性愛者をからかってはいけない

レズの友だちの話をした時に、同性愛者についてよく思わない人もいるでしょう。中には、バカにする人もいます。

あなたもそれに同意するように話をしたら友達は傷ついてしまいます。同性愛者の人は、周りの反応を気にしているので自分自身も同性愛者のことを悪く言ってしまうと傷つきます。

レズが怖いと言ってはいけない

カミングアウトをした本人は、話したことによって態度が変わるのではないか、引いてしまうのではないかと不安になっています。

他の友人に冗談でも「レズみたいになる」と言ってしまうと傷つきます。相手を傷つけないためにもこのような言葉は控えましょう。